アーキプラス

2018.04.30

75.PHEV

コラムcolumn
写真:アウトランダーPHEV
 11年間のっていたHONDA FITだが、その間何らトラブルもなく、非常に便利に使えた車であった。(*ヤチダヨリ#1くるまの話Ⅰ)都内の狭い路地も高速道路も軽快に走ることができた。何より駐車が楽であった。また、それより以前に使っていた大型の車に比して、コンパクトで運転しやすいだけでなく、シートを倒すとかなり大きなものも運べた。ちなみに、2400mm×720mm高さ720mmのテーブルを分解せず、さらに椅子を4つ加え、積み込んで運べた。運転も楽なのでスタッフも安心して使うことができた。それなのになぜ買い換えたのか、古臭くなったとかいうのではない。新車を買って10年ぐらい使うという習慣であり、ちょうど周期が来たということか。気分転換のようなものである。
 今回はプラグインハイブリッドのアウトランダーという車を購入した。プラグインハイブリッドカーとは、直接コンセントから充電できるタイプのハイブリッドカーである。これは基本には充電された蓄電池によってモーターで動く電気自動車だが、ガソリンエンジンを搭載したハイブリッド方式でもある。ハイブリッドは燃費がいいのと電気自動車はさらに燃費が良くなる。ただ、電気自動車は1回の充電での最大走行距離は短い。そこで両者のメリットを合わせたものになる。燃費が良く、1回の充電、ガソリン補給での走行距離が長い車はいいということで買い替えることになった。また、電池により1500w相当の家庭用電源が使える。それによって電池と燃料を満タンにすれば一般住宅の10日分の電気量を供給できるということだ。災害時にも自給自足的な活動が可能になる。場合によっては、災害救援ボランティア活動も可能になるかとも思い、これを購入する決断の要因にもなった。そこで日常的には、太陽光発電を取り入れれば化石燃料によらない移動手段となる。そこで今回は、事務所のペントハウスの上に太陽光発電パネルのオーナーの許可をとっておくことにした。これによって日常の移動はすべて太陽光発電でまかない、遠出の時にはエネルギー効率の良いハイブリッドカーになる。
 駆動は基本がモーターなので加速時の騒音がなく、静かに発進する。それに対して加速性は思った以上に良い。同クラスのガソリン車よりもはるかに良い。すぐに運転は慣れた。ついでにフルフラットシートになるマット、テーブル、窓のシェードも購入した。テレビ・オーディオは内蔵されている。また、一般の家電製品が使え、小型冷蔵庫、レンジ、ポットなど何でも使える。車中泊が可能になった。これで念願の車での気ままな移動生活ができる準備が整った。釣りとかだったら最適であるが、その趣味はない。周回できる湖畔で朝からランニング、温泉に入ってひと休みしてから帰宅とか。夜行で山中にこもり、朝、クロスカントリースキー、屋外でひとり鍋とか。自然の中で体を動かすことが夢であった。そのスタイルは長年の願望だったのだが、それ向けの車は、独特の生活感が丸見えのものが多く、躊躇していた。何よりも妻が嫌った。妻は妻で自分の好みの車を持ち運転し、余計なお世話なのだが、以前長い間使っていたパジェロ・ロングの乗り心地、使い勝手、スタイルが気に入っていたようだ。今回のアウトランダーはそのパジェロとメーカーが同じ、大きさ、4WD、悪路用タイヤなどの機能も似かよっている。少し都会乗り向けのSUVといったところか。早速了解を得た。必要な機能は目いっぱいつけた。安全対策も今の技術では十二分なものが付いている。技術の進歩は以前のものから比べるとめざましい。
 車体も大きく、重量が相当に重いせいか、燃費は思ったよりは良くない。ただこの大きさのクラスにしては、当然のごとくよい。しかし、あまり欲張ってはいけない。太陽光発電は少し先の取り付けなので恩恵はまだこれからだが、それに期待しよう。さて、次の車は何になるのか、完全なEVまたは燃料電池搭載のEVか?それより自分の年齢のほうが気になってくる。
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