2022.01.17
97.プレミアム・ラウンジ



2010年バンクーバーへのトランジットでシアトルに一泊した時のこと。イチローの試合を見ようとセーフコ・フィールド(ヤチダヨリ#31)に行った。しかし、日にちを一日勘違いして、その日は試合なしであった。残念。しょうがないので、球場見学のツアーをと思っていたところ、すぐに日本語解説のツアーがスタートするところであった。参加者は私ひとりであった。日本人の女性が専属で案内してくれた。イチローのブースのあるロッカー・ルームやダイニング・ルーム、VIP ROOMなどを案内してもらう。中には廊下を兼ねた始球式のウォーミングアップのためのキャッチボールのブースなども見て回った。観客席もいろいろ案内してもらい、最後はネット裏の特別席にいった。すると階段で席の下に行くとクラブのような空間が直下にあった。そこでは、試合前、試合中、試合後と飲食しながら歓談のできるラウンジとなっていた。さすがに野球の先進国、チケット代も全般的に日本より、相当に高かったが、野球を楽しむ文化が進んでいると感じた。
贔屓の西武ライオンズ(ヤチダヨリ#79)が西武ライオンズとしての創設40周年を2018年に迎えたことを記念する事業として、2017年末から2021年春にかけて、西武ドーム(メットライフドーム)内外に手を加え、本場アメリカでは日常化しているボールパーク化することになった。バッターボックスの後ろの部分にグラウンドレベルの観客席を新たにネット裏席の下につくり、その後ろにネット裏のプレミアム席専用のラウンジが新設された。是非そのラウンジを使ってみたいと思った。以前ネット裏席に行った時は、展望レストランで食事をしながら観戦したこともある。またビクトリーロードという中央に階段があり、勝ちゲームの場合は、試合の終わった選手たちはその階段を上って退場するため、選手に声をかけたり、ハイタッチもすることができた。(コロナ禍では考えられないことだが)なんと贅沢な席であることか。料金は1万円以上でアメリカではそれほど高い席ではないが、日本のスタジアムの中ではなかなか高価である。でも他にない素晴らしい席であった。それ以外でも10年ぐらい前にダグアウトのすぐ上の部分にテーブル付きの5名のボックス席ができ、それをアウェイチーム側に陣取り、アウェイ側のファンである仲間を呼び、呉越同舟で飲食を楽しみながら観戦するというのが最近のパターンであった。年に1度か2度ぐらいであったものが、ライオンズ贔屓が昂じて、この数年で年間観戦回数が、20回を有に超え始めた。またスタッフも知らず知らずのうちにライオンズ贔屓になっていた。
そのラウンジを使うにはネット裏の席の中でもグラウンドレベルのエキサイトシートであるか、プレミアム席の年間予約シートでなければならない。そこで改修が終わった1年前、ネット裏のプレミアム席年間予約シートを2席とることにした。毎試合を見るわけではないが、「チケットリ」というシステムもあり、行くことができない時や行かなくてもいい時は交換することもできる。また、年間予約席を購入した人は他のシートを優先して購入できる仕組みもあり、多人数で行く場合もいろいろな席が確保できるのでまた楽しいであろうと思ったからである。
しかし、2021年もコロナ禍で飲食は制限されている期間も多く、いろいろな人を誘って行くということは避け、極内輪の人に声をかけて行くことにした。その代わり年間予約の特権を生かして、グラウンドレベルのエキサイトシート、ダグアウト直上のボックス席、ブルペン直面の被りつき席などいろいろな角度から観戦できた。その料金の合計で年間予約料金に達しなかった分は次の年の分を割引くことになった。おかげでソーシャル・ディスタンスを保ち、ゆったりとした環境の中でマスクを着用して、拍手の応援とノー・アルコールで20数試合を楽しむことができた。
贔屓の西武ライオンズ(ヤチダヨリ#79)が西武ライオンズとしての創設40周年を2018年に迎えたことを記念する事業として、2017年末から2021年春にかけて、西武ドーム(メットライフドーム)内外に手を加え、本場アメリカでは日常化しているボールパーク化することになった。バッターボックスの後ろの部分にグラウンドレベルの観客席を新たにネット裏席の下につくり、その後ろにネット裏のプレミアム席専用のラウンジが新設された。是非そのラウンジを使ってみたいと思った。以前ネット裏席に行った時は、展望レストランで食事をしながら観戦したこともある。またビクトリーロードという中央に階段があり、勝ちゲームの場合は、試合の終わった選手たちはその階段を上って退場するため、選手に声をかけたり、ハイタッチもすることができた。(コロナ禍では考えられないことだが)なんと贅沢な席であることか。料金は1万円以上でアメリカではそれほど高い席ではないが、日本のスタジアムの中ではなかなか高価である。でも他にない素晴らしい席であった。それ以外でも10年ぐらい前にダグアウトのすぐ上の部分にテーブル付きの5名のボックス席ができ、それをアウェイチーム側に陣取り、アウェイ側のファンである仲間を呼び、呉越同舟で飲食を楽しみながら観戦するというのが最近のパターンであった。年に1度か2度ぐらいであったものが、ライオンズ贔屓が昂じて、この数年で年間観戦回数が、20回を有に超え始めた。またスタッフも知らず知らずのうちにライオンズ贔屓になっていた。
そのラウンジを使うにはネット裏の席の中でもグラウンドレベルのエキサイトシートであるか、プレミアム席の年間予約シートでなければならない。そこで改修が終わった1年前、ネット裏のプレミアム席年間予約シートを2席とることにした。毎試合を見るわけではないが、「チケットリ」というシステムもあり、行くことができない時や行かなくてもいい時は交換することもできる。また、年間予約席を購入した人は他のシートを優先して購入できる仕組みもあり、多人数で行く場合もいろいろな席が確保できるのでまた楽しいであろうと思ったからである。
しかし、2021年もコロナ禍で飲食は制限されている期間も多く、いろいろな人を誘って行くということは避け、極内輪の人に声をかけて行くことにした。その代わり年間予約の特権を生かして、グラウンドレベルのエキサイトシート、ダグアウト直上のボックス席、ブルペン直面の被りつき席などいろいろな角度から観戦できた。その料金の合計で年間予約料金に達しなかった分は次の年の分を割引くことになった。おかげでソーシャル・ディスタンスを保ち、ゆったりとした環境の中でマスクを着用して、拍手の応援とノー・アルコールで20数試合を楽しむことができた。
Copyright(c) 谷内田章夫 無断転載不可